“ダニ”と一口に言っても、多くの種類のダニがいます。
病原菌を運び、ライム病・日本紅斑熱・ツツガムシ病などといった疾患を引き起こす、「マダニ」や「ツツガムシ」や、寝ている間にふとんに入り込んで太ももや脇などを刺す「イエダニ」などが悪名高いですね。
これらマダニ・ツツガムシは基本的に野外に生息しており、野生の動物に寄生しています。たまたま山や草原などにレジャーに訪れた人が刺され、数日後に皮疹などの症状が出るのです。
また、「イエダニ」も基本的にドブネズミに寄生しており、“家”にはいません。たまたまネズミの巣から人間の住宅に侵入して、夜間に人間を刺すことがあるのです。
では、畳やじゅうたんによくいるダニは何ダニでしょうか?
それは、「コナダニ」や「ヒョウヒダニ」です。実は、これらは人を刺しません。しかし、畳やじゅうたんを不潔にしていると、これらのダニが増えすぎてしまい、その場合に人間にアレルギー反応を起こさせる原因物質となってしまうので、問題となるのです。
そして、コナダニ・ヒョウヒダニよりももっと、私たちに身近と言えるかも知れない存在が“ニキビダニ”です。
ニキビの膿みの中身を見てみますと、ニキビの原因菌である『アクネ菌』がほとんどを占めていますが、それだけではなく、真菌(カビの一種)である『マラセチア菌』もいますし、中には『ニキビダニ』というものも含まれている場合があります。
しかし、これらはいずれもめずらしい菌というわけではなく、日常的に私たちの身近にいて、誰の顔にもいると思ってまちがいありません。
ちなみに、小さすぎて肉眼では見えません。
しかし、ストレスが強かったり、免疫力が下がったり、乾燥肌が続いたり、寝不足が続いたりすると、肌の抵抗力が下がってしまい、これらの菌が増殖してニキビなどの原因となるのです。
これらの菌を完全になくそうとして、過剰に神経質になる必要はありません。
日頃から睡眠をきちんととり、ニキビができないよう肌をきちんと保湿し、清潔に保つことと、肌の抵抗力をつけておくことが何より大切なのです。
僕が顧問をしているARGON社の『Pro-VCローション』と『Pro-ACEクリーム』は、高級ドクターズコスメと同様の『ビタミンC誘導体』が入っていて、しかもセラミドやホホバ油などの植物油も含んでいて、通常よりもかなりリーズナブルな価格になっています。
同社の『Pro-PEELソープ』も50回ピーリングができて、3990円と割安です。
激安とまでは言えませんが、なるべく自宅で手軽にニキビ治療したいというコスパ重視の方におすすめです.
僕自身も、この3つでニキビ予防とアンチエイジングを続けています。
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澤田彰史 医師
【著者プロフィール】 東京警察病院医師。 NPO法人日本サプリメント評議会評議員、日本抗加齢医学会認定専門医。
日テレ「世界一受けたい授業!」、NHK-BSプレミアム「女神ビジュアル」、TBS「はなまるマーケット」などのテレビ出演のほか、「美ST」「日経ウーマン」のアンチエイジングの記事も担当。
また、“賢くむだなくシンプル・アンチエイジング”をモットーに、ドクターズコスメやドクターズサプリの企画開発を行なう『ARGON Co.Ltd』の顧問も務めている。
新著『ぐうたらな私の はじめてのアンチエイジング』(総合法令出版)も好評発売中。