人間の肌質は大きく分けて3つに分けられます。あなたはどのタイプでしょうか?
自分がどんな肌質かによって、起きやすいトラブルも変わってきます。
一番目は、やはり何といっても“乾燥肌”です。
皮膚に水分が少なく、皮脂の量も少ない状態です。本来、皮脂も水分を皮膚に保つために働くのですが、どちらも足りていないので総じて皮膚が保湿されていないわけです。
皮膚のバリヤー機能が弱いので、花粉や黄砂などの雑菌によってかゆみが起きやすく“敏感肌”だったりしますが、皮脂が少ないのでニキビはできにくいのが特徴です。
二番目は、その逆に“脂性肌”です。
水分が少ないのは同じなのですが、水分の不足を皮脂で補おうとして、皮脂がたくさん出る肌質です。皮脂のバリヤーがあるので、雑菌によるかゆみなどは起きにくいですが、ニキビができやすく、毛穴も開きやすいのが特徴です。
三番目は、最もバランスの取れた“ノーマル肌”です。
水分の量と、皮脂の量のバランスが取れていて、最もトラブルが起きにくい肌質です。理想的な肌の状態ですね。
3つと言いましたが、実はもうひとつあります。
それが“混合肌”です。
実はこのタイプの人が最も多いかもしれません。
頬から、口のまわり、フェイスラインまでは非常に乾燥しているのに、額から鼻にかけては皮脂が多いのです。
ニキビができるのは、鼻・頬が多くなります。
ただし、ストレスによってできるニキビは口のまわりやフェイスラインになります。
いずれの肌タイプにしても『アンチエイジングには保湿と紫外線対策が大切!』であることには何ら変わりありません。
保湿に必要な成分として、ビタミンC誘導体、セラミド以外に、ホホバ油・アボカド油・ゴマ油・オリーブ油などの植物油やヒアルロン酸などが最適です。保湿剤を選ぶときはこれらの成分が入っているかチェックしましょう。
澤田彰史 医師
【著者プロフィール】 東京警察病院医師。 NPO法人日本サプリメント評議会評議員、日本抗加齢医学会認定専門医。
日テレ「世界一受けたい授業!」「ヒルナンデス!」、NHK-BSプレミアム「女神ビジュアル」、TBS「はなまるマーケット」、テレビ朝日「モーニングバード」などテレビ出演のほか、「美ST」「日経ウーマン」「週刊女性」「日刊ゲンダイ」のアンチエイジングの記事も担当。
また“賢くむだなくシンプル・アンチエイジング”をモットーに、ドクターズコスメやドクターズサプリの企画開発を行なう『ARGON Co.Ltd』の顧問も務めている。
新著『ぐうたらな私の はじめてのアンチエイジング』(総合法令出版)も好評発売中。