よく化粧水などに“ヒアルロン酸入り”と書いてありますね。
肌が乾燥すると光を反射しなくなるので、くすんで見えるようになります。海は光を反射してキラキラ輝いて見えますが、乾いた砂漠はくすんでいるのと同じです。また、乾燥すると皮膚のターンオーバーが悪くなるので、肌の再生が遅れ、古い角質が増えて肌が汚くなります。
…果たして、ヒアルロン酸でこれらを改善できるのでしょうか?
もともとヒアルロン酸は、人間のひざ・皮膚・眼球などの構成成分として、体内にあります。とても粘調度の高い、ゼリー状の物質です。
保湿性が高く、ヒアルロン酸1gに1000倍もの水を引き寄せることができると言われています。
そのため、肌にヒアルロン酸をぬると、肌の表面に水分をたくさん保持することができるので、肌の“外側”の乾燥は防げます。
しかし、肌の“内側”には浸透はしません。
ヒアルロン酸はとても分子量が大きいため、皮膚に浸透できないのです。ゴルフホールに電柱を入れようとするようなものです。
乾燥肌を良くするには、とうぜんながら肌の“内側”の乾燥も改善させないといけません。
…では、乾燥肌を内側から改善するにはどうすれば良いのでしょうか?
内側で不足しているのは『セラミド』という物質です。
これを外側から補給することが一番大切です。
もう一つ有効なのが、「ホホバ油」「オリーブ油」「アボカド油」「ゴマ油」などの『植物性オイル』です。
ヒアルロン酸だけではなく、『セラミド』や上記の『植物オイル』もきちんと含有したローションやクリームが冬の乾燥肌にはベストです。
また、老化の原因となる皮膚のサビつきを抑えるのが『ビタミン誘導体』という物質です。
ビタミン誘導体はドクターズコスメにしか入っていないことがほとんどですが、ラベルに表示されている含有成分をよくみて選んでみましょう。
僕が顧問をしているARGON社の『Pro-VCローション』と『Pro-ACEクリーム』は、高級ドクターズコスメと同様の『ビタミンC誘導体』が入っていて、しかもセラミドやホホバ油などの植物油も含んでいて、通常よりもかなりリーズナブルな価格になっています。
同社の『Pro-PEELソープ』も50回ピーリングができて、3990円と割安です。
激安とまでは言えませんが、なるべく自宅で手軽にニキビ治療したいというコスパ重視の方におすすめです.
僕自身も、この3つで乾燥やニキビ予防とアンチエイジングを続けています。
(※ARGON社のHP:http://www.argon.jpからネット直販価格にてご購入できます。)
澤田彰史 医師
【著者プロフィール】 東京警察病院医師。 NPO法人日本サプリメント評議会評議員、日本抗加齢医学会認定専門医。
日テレ「世界一受けたい授業!」、NHK-BSプレミアム「女神ビジュアル」、TBS「はなまるマーケット」などのテレビ出演のほか、「美ST」「日経ウーマン」のアンチエイジングの記事も担当。
また、“賢くむだなくシンプル・アンチエイジング”をモットーに、ドクターズコスメやドクターズサプリの企画開発を行なう『ARGON Co.Ltd』の顧問も務めている。
新著『ほうれい線は消せる!』(PHP研究所)も好評発売中。