「酒は百薬の長」と昔から言われますが、本当にアンチエイジングに良いのでしょうか?

答えは「適量であれば」という条件付きで、“本当”です。

適正な量のお酒を飲むと、ストレスを発散させてリラックスさせる効果がありますし、長期的にみれば血圧を下げる効果や、血液をサラサラにする効果もあると言われおり、心臓病や脳卒中になりにくくなります。

…では「適量」とはどれくらいでしょうか?

アルコールの適量は「適正酒量」と呼ばれ、医学書にもちゃんと載っています。

その量とは、男性であれば一日平均にしてビール中瓶(500cc)1.5本です。

あるいは、日本酒であれば1.5合です。

ちなみに、女性の適正酒量はこの半分なので注意です。男性と同じ量を飲んではいけません。

この「適正酒量」をみて、「意外に多いんだなあ」と思った方は問題ありません。

逆に、「それっぽっちしか飲んじゃいけないの?」と思った方は、お酒の摂取量が多めですので気をつけましょう。

うっかり多く飲みすぎても、適正酒量の2倍まででやめておきましょう。

適正酒量の2倍を超えると、肝臓がん・食道がん・大腸がんのリスクが急激に高まることがわかっています。

ただ、アルコールの分解能力は個人差が大きいので、あくまで目安です。また、まったくお酒を飲めない人が、無理して一日ビール中瓶1.5本飲むことはありません。むしろ危険です。全くお酒を飲めない人は飲まなくて良いのです。

また、飲酒によるこれらのリスクは喫煙によって倍増します。

喫煙者には、この「適正酒量」は当てはまらないので要注意です。

ところで、お酒に強いか弱いかは遺伝でほぼ決まるのですが、例えば「父親は酒に強いけれど、母親は酒に弱い」という場合はその子供はどうなるのでしょうか?

正解は、「鍛えれば飲める人」になります。

しかし、こういった「鍛えれば飲める人」は、お酒による消化器系のがんが実は最も発生しやすいという統計が出ているので気をつけましょう。

 

澤田彰史 医師

【著者プロフィール】
東京警察病院医師。
NPO法人日本サプリメント評議会評議員、日本抗加齢医学会認定専門医。
警察病院以外の医療機関でも、外科手術から寝たきり老人の訪問診療まで、幅広く医療に従事している。
日本テレビ「世界一受けたい授業!」のスキンケアの講師や、「美STORY」「日経ウーマン」「夕刊フジ」のアンチエイジングの記事も担当。

医療のかたわら、アンチエイジングアイテム専門会社ARGONの開発顧問医も務める。

同社は「ネット直販で、かしこくムダなくアンチエイジング」をモットーに、ドクターズコスメのプライベートブランド版やドクターズサプリの企画開発、およびネット直販を専門としている。

【ARGONのPC用ホームページ】
http://www.argon.jp


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澤田 彰史

澤田 彰史

著書『ほうれい線は消せる!』(PHP研究所)https://www.php.co.jp/books/ detail.php?isbn=978-4-569- 81899-3
東京警察病院医師、日本抗加齢医学会専門医、 日本形成外科学会専門医、 NPO法人日本サプリメント評議会評議員。 東京警察病院以外にもさまざまな医療機関にて、 美容から寝たきり老人の訪問診療まで幅広く医療に従事。NTV『 世界一受けたい授業』等、テレビ出演多数。
 
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