新入生や新入社員など4月は新しい芽が出る現象を表す若々しい季節です。
4月は十二支では辰で「たつ」や「しん」ともいいます。
辰(しん)は振(ふうる・ととのう)という意味があり、草木の形が整って
活気が旺盛になった状態を表し、成長や調和のとれた発展と活力を象徴します。
龍
この季節の十二支は「辰」(龍・竜)です
風水における大地の気の流れのことを龍脈と表現し、この聖獣が大地のエネルギーの
イメージとして捉られています。
この龍は古くから崇拝され四霊といわれる「龍・鳳・亀・麒麟」の中で最高位にあります。
龍と鯉
「登竜門」という諺があります。これは成功へと至る難しい関門を突破するという意味なんですが、
竜門とは山西省の黄河上流の滝の名前です。
後漢書に、この滝を登り上がった鯉は化して龍となるという伝説を載せています。
これが登竜門や鯉の滝登りや鯉のぼりの元となった故事だと言われています。
水の神様
歴代の皇帝は「金龍」を最高の地位を示すシンボルとしてきました。
また、水の神様として崇められていますので、雷雲や雨の恵みをもたらせてくれたり、
火事になると龍が雨を呼んで火を消してくれるとされますので、中国の寺院の屋根には
龍が飾られています。
日本でもお寺の天井に龍が描かれていたり、
手水舎や水飲み場でも龍の口からお水が出ているのをよく見かけます。
青龍
春の色は「青」です。
「清龍・朱雀・白虎・玄武」という四神のなかの清龍は春を表します。
水の気と春の気を持つ龍は勢いがあり権威・富貴・吉祥の象徴で、行動力や発展運、成功運を司り
風水では吉を旺盛にしたり、凶を沈めるものされています。
龍のアイテム
●家やオフィスに龍の置物や絵を飾る場合、置く場所は「東・東南・北」がいいでしょう。
何体か置く場合はメインの龍を決めます。
また、激しい動きを生むアイテムなので寝室には置きません。
そしてあまりやたらに飾ると、互いに反発しあって効果を打消してしまいます。
●龍の指の数には意味があり、指の数は所有者身分を表します。
5本は帝王
4本は貴族
3本は庶民
です。できるだけ5本指指の龍を選びましょう
●龍は「水」があると生き生きします。
水がない所に置けば浅い水の龍は自分のことで精一杯ということになりますので
水槽の上や左右に飾るのが理想です。
それが出来ない場合は、黒色の敷物の上に置いたりクリスタルの龍を飾るといいでしょう。
龍の氣を作る
日常での龍の氣を生み出したり使うには
●デスクの上の書類は、自分から見て右より左を高くする
●ブルー・グリーン系の縦ストライプのシャツを着る・高めのヒールを履く・目立つ髪留めを付ける
●自分のパワーが下がってきたと思ったら、龍が自分を通って上に上がっていくイメージをする
などはきっと自身の氣が上がって行くでしょう。