<イントロ・週末にウィーンまで演奏旅行>

 

今年のヨーロッパの冬は相変わらず例年に比べて暖かく、世間はバレンタインで賑わっている先週末に、オーストリアのウィーンで演奏してきました。

今回は直接ウィーンに飛ばずに、お隣スロバキアの首都・ブラチスラヴァまで飛行機で行き、そこからバスで国境を越えてウィーンまで行きました。

ブラチスラヴァからウィーンまでの距離、およそ80km。国をまたぐと思うと大袈裟に感じますが、新宿から成田空港までの距離がおよそ75kmなので、隣の県に行くような感覚ですね。車窓の風景も楽しめ、お得な感じでした。

IMG_7921

(写真はベルリンに戻る直前に入ったウィーンのコーヒーハウス、Cafe Central)

 

<イスラエルの音楽と言えば>

 

さて、僕がヨーロッパに来てからというもの、ベルリンでイスラエル人の友達が出来たり、僕自身がイスラエルに演奏しに行ったりと、何かとイスラエルに縁が深くなりました。

最近レコーディングに参加したプロジェクトも、イスラエル人のサックス奏者がリーダーで、このような面白いビデオが出来ました。

 

 

今回は、この動画の曲「Tango Klezmer Blues」のメロディーの基にもなっている「クレズマー」を紹介したいと思います。

 

 

<クレズマーは西洋音楽とこんなにも違う>

 

クレズマーとは、東欧に住んでいたユダヤ人が結婚式やお祝いの時に演奏していた音楽です。

特徴的な音階は主に3種類あり、

西洋音階の短調を「ラ、シ、ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ

とするならば、

クレズマーの音階は

1)「ラ、シ♭、ド♯、レ、ミ、ファ、ソ、ラ

2)「ラ、シ、ド、レ♯、ミ、ファ♯、ソ、ラ

3)「ラ、シ、ド♯、レ、ミ、ファ♯、ソ、ラ

と、中東的とも西洋的とも、そして明るいとも暗いともいえる不思議な音階です。

ヴァイオリンやアコーディオン、クラリネットが独特の雰囲気を醸し出していますね。

 

クレズマーは他の音楽ジャンルにも取り入れられており、ニューヨークのサックス奏者、John Zornもクレズマーを取り入れた音楽を演奏しています。

 

 

 

<エンディング・こんな曲もクレズマーが基に!>

 

日本でもよく知られている「マイム・マイム」も、ルーツを辿ると実はユダヤの歌です。

また、映画シンドラーのリスト」のテーマソングもクレズマーが基になっています

 

 

気がつかない所でも、クレズマーが基になった曲は沢山ありますね。意識して耳を傾けてみると面白いですね。

 

 

ではまた次回のコラムで。Bis bald!

 

Nori

ツイートツイート
The following two tabs change content below.
細谷紀彰
ベーシスト/コンポーザー/アレンジャー ヨーロッパを中心に活動するベース奏者。 アメリカ・ボストンにあるバークリー音楽大学のパフォーマンス科、ジャズ作曲編曲科を卒業後、 2010年よりドイツ・ベルリン在住。 ジャズを中心に、ファンク、ロック、ポップス等、様々なジャンルを行ったり来たりしつつ、 独自のサウンドを追い求めている。 2015年、ヨーロッパでの初のソロアルバムをリリース予定。 サイトリニューアル:http://www.noriakihosoya.com/
 
関連記事

美容天気TV

BLOOMBOX