<イントロ・初夏のバルト三国>

 

先日、バルト三国まで旅行して参りました。

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(ラトビア・リガ)

 

出発までのベルリンは冬が戻ってきたみたいに寒かったので、それより緯度の高いバルト三国はもっと寒いだろうと思い、ダウンジャケットに冬用のブーツで行ったのですが、意外や意外、暖かすぎるくらいの好天に恵まれ、終始汗をかく始末でした。

 

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(リトアニア・ヴィリニュス)

 

「バルト三国」と一括りにしがちなラトビア、リトアニア、エストニアですが、行く先々で異なった文化や言語に触れ、三国それぞれが独自の文化を持っているユニークな国だという事を実感してきました。

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(エストニア・タリン)

 

 

<意外と知られていない合唱の国>

 

実はバルト三国は、とても合唱が盛んな国でもあります。

以前テレビで拝見したのですが、エストニアの首都・タリンの音楽学校には合唱指揮者を養成するコースもあるのだそうです。

 

そんなエストニアで特に有名なのが、五年に一度開催されるSong and Dance Celebrationこと、合唱とダンスの祭典です。

 

 

この映像で歌われている「我が祖国、我が愛」という歌は、エストニアの第二の国歌とも言われる歌です。

13世紀以降、デンマーク、ドイツ、ロシア、スウェーデン、そしてソ連の支配下にあったエストニアが、19世紀からの民族覚醒運動の一環としてこうした合唱祭が開催されてきて、エストニアでは「歌うことは生きること」と同義語と言われるほど、国を支える重要な活動とされています。

ソ連からの独立運動も、エストニアでは「歌う革命」と呼ばれ、武力ではなく歌とスクラムによって独立を勝ち取りました。

 

声というのは何にも勝る楽器ですが、このように何万人という人がひとつの歌を歌うというのは、何にも代えられない特別な力がありますね。

 

 

<エンディング・それぞれの国のアイデンティティー>

 

ベルリンからだと飛行機で2時間弱で到着してしまうバルト三国ですが、合唱をはじめ、文化や風習などは随分違うな、と感じました。それぞれの国が誇り、それぞれのアイデンティティーを持っていて、それを大切にしているというのがよく分かります。

これからも機会を見て、世界の様々な所に行ってみたいと思います。

 

 

ではまた次回のコラムで。Bis bald!

 

Nori

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細谷紀彰
ベーシスト/コンポーザー/アレンジャー ヨーロッパを中心に活動するベース奏者。 アメリカ・ボストンにあるバークリー音楽大学のパフォーマンス科、ジャズ作曲編曲科を卒業後、 2010年よりドイツ・ベルリン在住。 ジャズを中心に、ファンク、ロック、ポップス等、様々なジャンルを行ったり来たりしつつ、 独自のサウンドを追い求めている。 2015年、ヨーロッパでの初のソロアルバムをリリース予定。 サイトリニューアル:http://www.noriakihosoya.com/
 
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