夏バテの最大の症状と言うと、「だるい」「疲れやすい」「食欲がない」の三つではないでしょうか。夏バテは、自律神経のバランスが崩れることが大きな原因です。

さて、自律神経とはなんでしょうか?

 

自律神経とは、内臓や血管などをコントロールする神経です。

たとえば、心臓の動き、胃腸の消化機能、ホルモン分泌、呼吸、体温調節、血圧調節などです。手足とちがって、自分の意志とは無関係に働くところが最大の特徴ですね。

自律神経は、“交感神経”と“副交感神経”のふたつのバランスで成り立っています。どちらかが善でどちらかが悪というものではなく、自動車でいえばちょうどアクセルとブレーキのような関係と思っておけばいいでしょう。

 

では、なぜ夏になると自律神経のバランスが崩れやすくなるのでしょうか?

夏は、外は暑く、室内はエアコンが効いていますね。そのため、外から室内に入った時には急激に気温が下がりますし、室内から外に出た時には急に気温が上がります。その外気温のギャップが、人体の自律神経のバランスを崩してしまうのです。

また、熱帯夜が続くため寝苦しく、夜中に目が覚めたり、眠りが浅くなります。これも自律神経のバランスが崩れる原因になるのです。

 

大切なのは、栄養が偏らないようにして体力を減退させないことです。

夏は暑くて食欲がなくなるため、素麺やうどんなどのあっさりした炭水化物にかたよりやすくなっていませんか?

アイスクリームや冷たくて甘い清涼飲料水でお腹を満たしてしまい、それで食事を済ませてしまっていませんか?

麺類も、アイスクリームも、甘い清涼飲料水も、すべて糖質(炭水化物)たっぷりです。

炭水化物をエネルギーに変換するためにビタミンB1を必要としますが、炭水化物が多すぎると、ビタミンBが不足がちになります。さらに、栄養がかたよればその不足はさらに深刻になります。

ビタミンB1は、豚肉・ウナギ・豆腐・ごま・枝豆・落花生などに多く含まれています。

ウナギや豚肉料理が「夏バテ防止」によく食されるのはこのためなんですね。

また、ビタミンB群は美肌のためにも必須な成分ですのでおぼえておきましょう。

 

また、水分摂取不足で“血液ドロドロ”にさせないことも大切です。一日1.2リットルを目安に、こまめに水分補給をしましょう。

お茶やコーヒーではなく、“お水”か“麦茶”がオススメです。

夏バテをほっておくと“夏老化”が進んでしまうわけです。

食生活が特にみだれがちな人はサプリメントも上手に利用しましょう。

 

【澤田彰史 プロフィール】

東京警察病院医師、日本抗加齢医学会専門医・日本形成外科学会専門医、 NPO法人日本サプリメント評議会評議員。

医師の業務を傍ら、日テレ「世界一受けたい授業!」「ヒルナンデス!」「有吉ゼミ」、NHK-BSプレミアム「女神☆ヴィジュアル」、TBS「白熱ライブ ビビット」「サタデープラス」「ゴゴスマ」「駆け込みドクター」、フジテレビ「バイキング」、テレビ朝日「林修の今でしょ!講座」「モーニングバード」などのテレビ出演のほか、「美ST」「日経ウーマン」「日経ヘルス」「サライ」「週刊女性」「女性セブン」「夕刊フジ」「日刊ゲンダイ」「からだにいいこと」「夢21」「わかさ」「レタスクラブ」「ホットペッパー」「ポコチェ」などの雑誌のアンチエイジングの記事でも活躍。

フジテレビ「ネプリーグ」や、テレビ朝日「Qさま!」ではクイズの回答者としても出演。

肌年齢測定装置「ロボスキンアナライザー」では、シミの量が“実年齢-11歳”という診断結果が出た。

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著書『ほうれい線は消せる!』(PHP研究所)


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澤田 彰史

澤田 彰史

東京警察病院医師、日本抗加齢医学会専門医、日本形成外科学会専門医、NPO法人日本サプリメント評議会評議員。 東京警察病院以外にもさまざまな医療機関にて、外科手術・レーザー治療から寝たきり老人の訪問診療まで幅広く医療に従事。
 
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