年末になると宴会が続いて、つい飲んだり食べたりする量が増えてしまいますね。

一時期“食べる順番ダイエット”が話題になったことがありました。

確かに、正しい“食べ順”をすれば太りにくくすることができます。

実は、この“食べる順番ダイエット”というのは、“低インスリンダイエット”と内容は同じです。

そもそも、「低インスリンダイエット」とはどんなものでしょうか?

糖質を食べて血糖値が上がったときに分泌されるホルモンで、インスリンというものがあります。糖を細胞に取り込み、エネルギーとして利用できるようにする働きがあります。そのため、血糖値が上がれば上がるほどインスリンもたくさん分泌されます。

しかし、インスリンは同時に体に脂肪を溜め込むようにも働いてしまいます。

低インスリンダイエットとは、糖質を控えることでなるべくインスリンを分泌させないようにし、体に脂肪がつくのを防ぐダイエット法なのです。

 

低インスリンダイエットのポイントその1】

炭水化物を食べるときは、雑穀米、玄米、そば、全粒粉パンといった“GI値”の低いものを食べるようにして、GI値の高い白米・食パン・うどんは避ける。GI値の低いものほど、血糖値が上がりにくいのです。食品のGI値を知らなくても「色が白いものはGI値が高く、硬いものはGI値が低い」とだけ覚えておきましょう。うどんよりそば、パスタならばアルデンテ、白米よりも玄米のほうがダイエットには良いのです。

 

【低インスリンダイエットのポイントその2】

GI値の高い炭水化物を食べるときは、GI値の低い食物センイと一緒に食べるようにすること。食物センイとは、野菜・海藻類・キノコ類などです。たとえば、うどんを食べたかったら山菜うどんを食べることです。

食物センイは血糖値の上昇をおさえる働きがあり、しかもほぼカロリーゼロでありながら腹持ちが良く、食欲を紛らせてくれます。

“食べる順番ダイエット”では、

 

①    食物センイを一番初めに食べ、

②    次にスープ類、

③    次にタンパク質、

④    最後に炭水化物を食べるように、

 

と推奨しています。

これは、GI値の低い食物センイから食べ始め、GI値の高い炭水化物を最後に食べることによって血糖値の上昇をゆるやかにしているのです。つまり、低インスリンダイエットにほかなりません。

低インスリンダイエットは、糖尿病の治療にも有効な食事法で、減量にも有効です。

この低インスリンダイエットの理論をさらに突き詰めたのが“低糖質ダイエット(=糖質制限)”です。

ただし、メディアでは“食べる順番ダイエット”では「カロリーは全く気にせず食べて良い!」と紹介されることがあるようです。

残念ながらこの最後の言葉を鵜呑みにしてしまうと、台なしになってしまいます。確かに食べる順番ダイエットも、低インスリンダイエットも、低糖質ダイエット(=糖質制限)も“太りにくく痩せやすい食事方法”ですが、カロリーを全く気にせず食べて良いなんてことは決してありません

標準体重ならばあまり気にする必要はありませんが、太りすぎると体内の活性酸素が増えて体のサビつきが進行し、老化が進行します。

「肥満=老化」と思って注意しましょう。

 

かくいう僕自身も食生活が乱れがちで以前は体重が82㎏以上あり、頑張ってダイエットして68㎏まで減らしました。

写真の左側がダイエット前で、右側がダイエット後です。

 

アンチエイジングは決してむずかしいものではありません。

『ほうれい線は消せる!』(PHP研究所)

僕の著書『ほうれい線は消せる!』(PHP研究所)にはほうれい線対策エクササイズだけでなく、ダイエット等も含めたアンチエイジングの基本についても初心者にもわかりやすく解説しています。

ご興味のある方は読んでみてください。

 

【澤田彰史 プロフィール】

東京警察病院医師、日本抗加齢医学会専門医・日本形成外科学会専門医、 NPO法人日本サプリメント評議会評議員。

医師の業務を傍ら、日テレ「世界一受けたい授業!」「ヒルナンデス!」「有吉ゼミ」「スポーツジャングル」、NHK「ひるまえほっと」、NHK-BSプレミアム「女神☆ヴィジュアル」、TBS「駆け込みドクター」「白熱ライブ ビビット」「サタデープラス」「ゴゴスマ」、フジテレビ「バイキング」「ニッポンのぞきみ太郎」「その原因“X”にあり」、テレビ朝日「林修の今でしょ!講座」「モーニングバード」、テレビ東京「なないろ日和」「ソレダメ!」などのテレビ出演のほか、「美ST」「日経ウーマン」「日経ヘルス」「サライ」「週刊女性」「女性セブン」「夕刊フジ」「日刊ゲンダイ」「からだにいいこと」「夢21」「わかさ」「レタスクラブ」「ホットペッパー」などの雑誌のアンチエイジングの記事でも活躍。

フジテレビ「ネプリーグ」や、テレビ朝日「Qさま!」ではクイズの回答者としても出演。

自身もアンチエイジングに取り組んでおり、肌年齢測定装置「ロボスキンアナライザー」では、シミの量が“実年齢-11歳”という診断結果が出た。


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澤田 彰史

澤田 彰史

東京警察病院医師、日本抗加齢医学会専門医、日本形成外科学会専門医、NPO法人日本サプリメント評議会評議員。 東京警察病院以外にもさまざまな医療機関にて、外科手術・レーザー治療から寝たきり老人の訪問診療まで幅広く医療に従事。
 
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