年齢とともに、冬の肌のカサカサ度が増していくのを放置していませんか?

しかし、乾燥するのは肌だけではありません。暑くて喉が渇くと水分を補給する夏とちがって、冬は体内の水分までも減少し、心筋梗塞にもなりやすくなるんです。

実は、ここ最近の100年で東京の平均湿度がどんどん下がっていることをご存知でしょうか。つまり、日本はどんどん乾燥がひどくなっていってるんですね。

…では、乾燥するとどんなことが起きるのでしょうか?

 

まず、肌が乾燥します。

これは誰しも経験しますね。20歳を過ぎると、急に乾燥しやすくなります。乾燥は、くすみの原因になるほか、皮膚の新陳代謝が正しく行なわれなくなるため、古い角質が残ってしまいアンチエイジングにも非常に良くないのです。乾燥の反動で皮脂が増えてニキビができることもあります。

 

また、喉の粘膜も乾燥します。

喉の粘膜はバリアーの機能をはたしているのですが、乾燥によってこのバリアー機能が下がってしまいます。すると、喉からインフルエンザや風邪のウィルスが侵入しやすくなります

ウィルスは、乾燥の時期は感染力が高まります。なぜなら、空気中の水分が減るとウィルス自体が軽くなるため、何時間も空気中を飛んでいられるからです。夏にはほとんど発生しないインフルエンザが冬だけに大流行するのはこのためなのです。

 

…さらに乾燥が進むとどうなるのでしょうか?

血液中の水分まで減ってくると、血液の粘調度(ドロドロ度)が上がってしまいます。その結果、血圧が高くなります。すると、心筋梗塞も発生しやすくなるのです。

冬の時期に心筋梗塞で亡くなる方が集中するのはこういったわけなのです。

 

…ではいったいどうすれば良いのでしょうか?

 

【対策その1】まず、肌には保湿クリームをしっかり塗ること。顔ならば、セラミドや植物オイルがたっぷり入ったものが良いでしょう。また、「ビタミンC誘導体」は活性酸素を抑えるだけでなく、肌の保湿力を上げるのでこちらも入っているのが理想です。

手や足はコストパフォーマンスの点から尿素入りがおすすめです。

【対策その2】室内では加湿器をつけること。湿度が40度以下になると体にさまざま支障をきたすようになります。湿度を40%以上に保つようにしましょう。

【対策その3】夜寝る前にコップ一杯の水を飲むこと。夜寝ている間も体は乾燥していきます。血液もドロドロになりやすくなるので、水分を補ってから寝るようにしましょう。

 

この3つをしっかり守って“冬のかくれ脱水”にならないように気を付けましょう。

アンチエイジングは決してむずかしいものではありません。

『ほうれい線は消せる!』(PHP研究所)

僕の著書『ほうれい線は消せる!』(PHP研究所)にはほうれい線対策エクササイズだけでなく、ダイエット等も含めたアンチエイジングの基本についても初心者にもわかりやすく解説しています。

ご興味のある方は読んでみてください。

 

【澤田彰史 プロフィール】

東京警察病院医師、日本抗加齢医学会専門医・日本形成外科学会専門医、 NPO法人日本サプリメント評議会評議員。

医師の業務を傍ら、日テレ「世界一受けたい授業!」「ヒルナンデス!」「有吉ゼミ」「スポーツジャングル」、NHK「ひるまえほっと」、NHK-BSプレミアム「女神☆ヴィジュアル」、TBS「駆け込みドクター」「白熱ライブ ビビット」「サタデープラス」「ゴゴスマ」、フジテレビ「バイキング」「ニッポンのぞきみ太郎」「その原因“X”にあり」、テレビ朝日「林修の今でしょ!講座」「モーニングバード」、テレビ東京「なないろ日和」「ソレダメ!」などのテレビ出演のほか、「美ST」「日経ウーマン」「日経ヘルス」「サライ」「週刊女性」「女性セブン」「夕刊フジ」「日刊ゲンダイ」「からだにいいこと」「夢21」「わかさ」「レタスクラブ」「ホットペッパー」などの雑誌のアンチエイジングの記事でも活躍。

フジテレビ「ネプリーグ」や、テレビ朝日「Qさま!」ではクイズの回答者としても出演。

自身もアンチエイジングに取り組んでおり、肌年齢測定装置「ロボスキンアナライザー」では、シミの量が“実年齢-11歳”という診断結果が出た。


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澤田 彰史

澤田 彰史

東京警察病院医師、日本抗加齢医学会専門医、日本形成外科学会専門医、NPO法人日本サプリメント評議会評議員。 東京警察病院以外にもさまざまな医療機関にて、外科手術・レーザー治療から寝たきり老人の訪問診療まで幅広く医療に従事。
 
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