よく“○○フリーだから安心!”などというキャッチコピーを見かけますね。その○○が悪者であることを前提にしている言葉です。たとえば最近ならば、パラベンフリーを謳っているものが目立つようです。

…では、パラベンは本当に悪者なのでしょうか?

 

パラベンとは、“パラオキシベンゾエート(パラオキシ安息香酸エステル)”の略称で、ほとんどのシャンプーや化粧品に使われている防腐剤です。

 

…ではなぜ、わざわざ“パラベンフリー”などという謳い文句が使われるのでしょうか?

 

それは、30~40年前にパラベンが原因の皮膚障害が相次いだことがあり、それによって“悪者”のイメージがついてしまったのが発端のようです。

 

現在は、パラベン自体の品質が良くなり、種類も200種類近くあり、被害が出た当時のパラベンは今は使用されていません。

ごくまれに、パラベンで皮膚トラブルを起こすケースもありますが、世界的に最も安全な防腐剤として、衣料品にも食品にも使われているのです。

 

逆に「パラベンフリー」を謳いつつ、他にもまったく防腐剤を使用していない場合は、すぐに古くなってしまうため早めに使い切らなくてはいけなくなってしまいます。

 

新聞やメディアの広告のキャッチコピーには、こういったさまざまな無意味な“言葉のトリック”が使われるのでだまされないよう気をつけましょう。

正しい知識を持つことが何よりも大切なのですね。

 

 

澤田彰史 医師

【著者プロフィール】

東京警察病院医師。 NPO法人日本サプリメント評議会評議員、日本抗加齢医学会認定専門医。 警察病院以外の医療機関でも、外科手術から寝たきり老人の訪問診療まで、幅広く医療に従事している。

日本テレビ「世界一受けたい授業!」のスキンケアの講師や、「美STORY」「日経ウーマン」「夕刊フジ」のアンチエイジングの記事も担当。 医療のかたわら、アンチエイジングアイテム専門会社ARGONの開発顧問医も務める。

同社は「ネット直販で、かしこくムダなくアンチエイジング」をモットーに、ドクターズコスメのプライベートブランド版やドクターズサプリの企画開発、およびネット直販を専門としている。

【ARGONのPC用ホームページ】 http://www.argon.jp


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澤田 彰史

澤田 彰史

著書『ほうれい線は消せる!』(PHP研究所)https://www.php.co.jp/books/ detail.php?isbn=978-4-569- 81899-3
東京警察病院医師、日本抗加齢医学会専門医、 日本形成外科学会専門医、 NPO法人日本サプリメント評議会評議員。 東京警察病院以外にもさまざまな医療機関にて、 美容から寝たきり老人の訪問診療まで幅広く医療に従事。NTV『 世界一受けたい授業』等、テレビ出演多数。
 
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