カイロプラクター佐々木慎悟です(毎月第2、第4月曜日更新)
 
前回のコラムではギックリ腰がどのようにして起こるか、そしてどうして繰り返されるのかということをギックリ腰メカニズムを踏まえて説明させて頂きました。
 
今回は実際にギックリ腰になってしまった時の対処法についてお話していきたいと思います。
 
 
本当ににぎっくり腰!?

突然襲いかかる急性腰痛が必ずしもギックリ腰であるとは限りません。
 
判断を誤ると非常に危険な場合もありますので、以下の項目に当てはまるものがあればすぐに病院に行って検査を受けて下さい。

 
 -発熱、悪寒、冷汗が続く

 -下肢の力が抜ける、下肢に強いしびれや麻痺が見られる

 -尿意・便意に異常が見られる

 -どんな姿勢をとっても痛みが変わらない

 -休んでも痛みが改善せず悪化していく

 -骨粗しょう症の疑いがある

 -癌の既往歴、または疑いがある

 -腹部に激しい拍動感がある

 
 
もしもギックリ腰になってしまったら?

 
・発症から1~2日は患部を冷やす

ギックリ腰のほとんどの場合は痛みと共に炎症を伴います。

患部が熱を持つのはそのためです。

患部を冷やして炎症が治まってくれば、痛みも徐々に引いてきます。
 
凍傷を防ぐためにも、氷やアイスパックなどは直接肌に当てず、タオルで包むなどしてから使用してください。 また、一箇所に当てる時間は最大でも20分までとして、再び冷やす場合は1時間程度は間を空けるようにしてください。
 
*お風呂やシャワーに入ると血行が良くなるため、一時的に腰は楽になりますが、後から炎症が悪化する可能性があります。 お風呂やシャワーに入っても構いませんが、出た後には必ず患部を冷やしてください。

 

・安静は最大でも2~3日まで

たった1日体を動かさずにゴロゴロして過ごすだけでも筋力1~3%低下すると言われています。

1週間も寝たきりが続けば20~30%もの筋力が失われてしまいます。

また5~7日間同じような体勢のままでいると、筋繊維はその状態のまま固まってしまいます。

せっかく症状が改善しても筋肉量および筋力が低下してしまえば、復帰に時間がかかる上に再発のリスクも上がってしまいます。

炎症が引いて痛みが治まってきたら無理のない程度に少しずつ体を動かすようにしてください。

 

・炎症が治まってきたらヒップ及び下肢の筋肉を緩める

ギックリ腰になると腰周りだけでなく、お尻や太ももの筋肉もガチガチに固まってしまいます。

大げさに言えば、脚が棒のようになってしまうようなものなので、そんな状態では思うよう歩くこともできないのも当然です。

また、腰痛は腰そのものからではなく下肢の筋肉の張りからくることも少なくありません。

つまりお尻股関節周り筋肉緊張を取り除いてあげることで、も楽になります。

 
-まず背中をつけて仰向けに寝たまま両膝を立てます(膝の角度は90°くらい)
 
-そして一方の膝は曲げたまま、もう片方の脚を無理のない範囲でゆっくり曲げ伸ばしします(股関節を曲げて膝をお腹の方に近づけていったり、かかとを地面にするようにして足をまっすぐ伸ばしていきます)
 
-両脚いっぺんにではなく、片脚ずつ交互に変えながら曲げ伸ばしを行います
 
*腰をひねるような動作は行わないようにしてください
 
*この運動によって痛み炎症悪化した場合は直ちに運動をやめて、上記と同様に患部を冷やしてください。

 

前回にもお話した通り、ギックリ腰はとても癖になりやすい疾患です。

症状が消えても再発のリスクは依然として高いままです。

次回は再発の場合だけでなく、まだギックリ腰を経験したことがない人も含めた予防策についてお話したいと思います。

 
ギックリ腰はどうして癖になるの?(1) 〜実はギックリ腰は慢性の疾患だった!?〜

ギックリ腰はどうして癖になるの?(3) 〜ギックリ腰の予防法〜

 
過去のカイロプラクティックに関するコラム

 

佐々木慎悟,DC(Doctor of Chiropractic)

10代で渡米し、アメリカカイロプラクタードクターライセンスを取得。ロサンゼルスでの臨床経験っを経て帰国し、日本でトップアスリートプロのアーティストなどのケアも手がける。

日本における筋膜リリース最先端施術としても注目されているグラストンテクニック講師を務める。

東京横浜にて施術を行っています。

ご質問や施術に関するお問い合わせはこちらからお願い致します。


The following two tabs change content below.
佐々木 慎悟

佐々木 慎悟

ご質問や施術に関するお問い合わせhttp://form1.fc2.com/form/?id=759486
DC(Doctor of Chiropractic)/ 10代で渡米し、アメリカでカイロプラクターのドクターライセンスを取得。ロサンゼルスでの臨床経験っを経て帰国し、日本でトップアスリートやプロのアーティストなどのケアも手がける。 日本における筋膜リリースの最先端施術としても注目されているグラストンテクニックの講師を務める。  東京と横浜にて施術を行っています。
 
関連記事

美容天気TV