理想的なダイエットとは、食べる量を極端に減らして、急激に体重を減らすことでは決してありません。
「理想体重をムリなく維持できる、食事量をこころがける」というのが理想的なダイエットです。
そのため、即効で体重減少を望むことはできず、非常にゆっくりと体重を落とすことになります。
しかし、「この季節にそんな悠長なことを言っていられない!」とおっしゃる方も多いでしょう。
そんな場合は、「置き換えダイエット」が良いでしょう。
一日三食のうち、二食をいわゆる「置き換えダイエット機能食品」にするのです。これらはたいてい粉状になっており、水に溶かして飲むようになっています。
こういったダイエット機能食品は、以前は一食1200円くらいしましたが、今ではいろんなメーカーから発売されており、一食およそ300~400円で買えるようになっています。
ドラッグストアで買えますので、探してみると良いでしょう。
朝・昼・夕のうち、昼・夕の二食を置き換えるのが最も早くダイエットができる方法です。
ただし、問題点が2点だけあります。
それは…。
問題点①
ダイエット機能食品は最低限のカロリーを摂れるだけで、空腹感は満たせません。食事の代わりに、粉を水に溶かして、それを飲んで食事が終わってしまうのですから、あとは空腹感との戦いです。
ただ、三日くらい過ぎたあたりからカラダが少しずつ慣れてきます。
はじめの数日間の空腹感を耐えられるかが、勝負の分かれ目です。
問題点②
一日三食のうち二食を置き換えてしまうのは、カロリーが低すぎるためあとでリバウンドする可能性がありますので、注意が必要です。
急に元の食事に戻すのではなく、少しずつ元に食事に戻す必要があります。
僕自身も、以前に体重が80kg以上あったのですが、この「置き換えダイエット」で12kgほどの減量に成功しました。12kgも減ると、顔もかなり変わることに驚きました。
リバウンドもしていません。
ちなみに僕の場合は、はじめは医療用の「オプティファースト」を使い、後半からはアサヒの「SLIM up SLIM」というダイエット機能食品を使用しましたが、他のメーカーのものもさほど中身は変わりませんので、お近くのドラッグストアを見てみると良いでしょう。
澤田彰史 医師
【著者プロフィール】
東京警察病院医師。
NPO法人日本サプリメント評議会評議員、日本抗加齢医学会認定専門医。
警察病院以外の医療機関でも、外科手術から寝たきり老人の訪問診療まで、幅広く医療に従事している。
日本テレビ「世界一受けたい授業!」のスキンケアの講師や、「美STORY」「日経ウーマン」「夕刊フジ」のアンチエイジングの記事も担当。
医療のかたわら、アンチエイジングアイテム専門会社ARGONの開発顧問医も務める。
同社は「ネット直販で、かしこくムダなくアンチエイジング」をモットーに、ドクターズコスメのプライベートブランド版やドクターズサプリの企画開発、およびネット直販を専門としている。
【ARGONのPC用ホームページ】
http://www.argon.jp